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信楽焼プランターを特注製作

とある物件で信楽焼の特注プランターを製作することになりました。

信楽焼とは滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器のことで、日本六古窯のひとつに数えられる伝統的な陶器です。

ちなみに日本六古窯とは下記6つになる。

・瀬戸焼:愛知県瀬戸市
・常滑焼:愛知県常滑市
・越前焼:福井県丹生郡越前町
・信楽焼:滋賀県甲賀市
・丹波立杭焼:兵庫県丹波篠山市今田町立杭
・備前焼:岡山県備前市伊部

 

それぞれの産地でとれる陶器の元となる粘土には特徴がり、焼きあがったときの色合いなどが異なるようです。

信楽焼は赤い日色と黒褐色が特徴のようです。

そして陶器製の狸の置物で有名な場所です。

狸の置物とは、よく蕎麦屋などの前に置いてある置物です。

なぜ狸なの調べてみたら商売において、他より商売繁盛するゲン担ぎで「他を抜く」→「他抜」→「たぬき」となって

昔は商売繁盛の為に狸の置物を店前に飾ったようです。

信楽 狸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信楽駅ホームにたくさんの狸が出迎えてくれます。

12月なので皆サンタクロースのコスプレをしてます。

駅に降りると更に大きいビック狸が!

ビック 狸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんとマスクもしています。

少し歩くと、いたるところに焼き物屋がありますが、どこも同じような感じで

だいたい店前は狸の置物だらけです。

狸

 

 

さて本題になりますが、今回訪れた窯元は大量生産を得意としている窯元ですが

特注での対応もしてくれる場所です。

ここでは実物の陶器を見ながらサイズや色合いについて打合せを済ませます。

特注対応の陶器は型などがないので、全て手作業となります。

価格はそこそこしますが、一点物の素晴らしいプランターができそうです。

完成したら改めてブログにアップします。

 

打合せはサクッと終わらせ工場見学に多く時間を費やしましたが、やはり工場というのは心躍りますね!

陶器にも、いろんな可能性を感じました。

プランターやお皿、椀などの食器だけではなく、陶器を使った何か別のものを生み出せないか考えてしまいます

日本のこういった伝統的な工芸品などはもう少し現代に目線をシフトして、新しいものを開発していけたらもっと面白いものが生まれると思います。

、、、簡単ではないですがこれは現代のデザイナーやプロダクト販売する人達にとっての課題なのかもしれません。

 

 

プランターの完成が楽しみです。